「AIに仕事を奪われるんじゃないか」
最近、そんな話をよく聞きます。製造業で働く同年代からも、似たような不安の声を耳にします。
正直に言います。私にも、その不安が少しあります。長年やってきた仕事が、機械やAIに置き換わっていく。そう考えると、ざわっとするものがある。その気持ちは、よく分かります。
でも、私は今、AIを”敵”ではなく”味方”だと思っています。今日は、なぜそう思えるようになったのか、正直な気持ちを書かせてください。同じように不安を感じている、同年代の方に届けばと思います。
22年やっても分からなかったことを、AIが形にしてくれた
私がAIを見る目が変わったのは、ある経験がきっかけでした。
製造業の現場で、22年。それなりに長くやってきました。でも、長くやっていても、言葉にできないこと、形にできないことが、たくさんあるんです。頭の中にあるのに、うまく説明できない。整理できない。そういうもどかしさを、ずっと抱えていました。
それを、AIが形にしてくれたんです。
私が話したことを、AIが整理して、言葉にして、ちゃんとした形にしてくれた。22年やってきた私が、自分一人ではできなかったことを、です。そのとき思いました。「これは、敵じゃない。むしろ、私を助けてくれる相棒だ」と。
奪うどころか、私にできなかったことを、できるようにしてくれた。この経験が、私の見方を変えました。
本当に怖いのは、AIじゃない
ここで、正直なことを書きます。少し耳が痛い話かもしれません。
長くこの仕事をしていると、どうしても、職人としてのプライドや、積み上げてきた経験があります。それ自体は、素晴らしいものです。でも——時として、そのプライドや経験が、自分の成長を妨げてしまうことがある。
「今までこのやり方でやってきた」
「新しいものなんて、必要ない」
そうやって、新しい変化を受け入れない。これは、人間なら誰しもが持つ、自然な気持ちです。私も、そうなりがちです。
でも、考えてみてください。本当に怖いのは、AIに仕事を奪われることでしょうか。それとも、変化を拒んで、自分が成長を止めてしまうことでしょうか。
私は、後者のほうがずっと怖いと思うんです。AIに奪われるんじゃない。新しいものを受け入れられない自分のプライドに、成長のチャンスを奪われてしまう。そっちのほうが、よっぽどもったいない。
AIを頼って、もっと自分の技術を磨いてほしい
だから、私は同年代の方に、こう伝えたいんです。
AIを頼ってください。でも、それは「楽をするため」じゃありません。AIに面倒なことを任せて、その分、自分にしかできないことに集中する。自分の技術を、もっともっと磨く。そのためにAIを使ってほしいんです。
私たちが何十年もかけて身につけてきた、現場の勘、技術、経験。これは、簡単には消えません。AIには、まだできないことです。だからこそ、AIに頼れるところは頼って、私たちは私たちにしかできないことを伸ばしていけばいい。
AIと競争するんじゃなくて、AIと共存する。役割を分け合って、お互いの得意を活かす。そういう関係です。
不安な気持ちのまま、一歩だけ踏み出してみる
最後に。
「AIが不安」という気持ちを、無理に消す必要はありません。私にも、まだ少しあります。それでいいんです。
大事なのは、不安なまま、それでも一歩だけ踏み出してみること。実際にAIに触れてみると、「なんだ、こういうものか」と分かってきます。敵だと思っていたものが、案外、頼れる相棒に見えてくる。私がそうだったように。
新しいことを覚えるのが億劫な年代だからこそ、AIに頼ればいい。そして、頼りながら、自分の技術を磨き続ければいい。
AIは、私たちから何かを奪う存在じゃありません。私たちが、もっと成長するための、新しい道具です。一緒に、前に進んでいきましょう。

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